足の小指が浮いていませんか？
足の小指が浮いている“浮き指”の状態の人は、実はとても多いです。
「小指なんて気にしたことない」という人ほど、チェックしてみると小指が地面に触れていないことがよくあります。
そして、この“小指が浮く”という状態は、単なるクセではありません。
体の外側ラインに終始負担をかけ続けているサインです。
足には大きく分けて３つのアーチがあります。
①内側アーチ（土踏まず）
②外側アーチ（小指側）
③前側アーチ（足指の付け根）
という3つのアーチがあります。
しかし、小指が浮いている人は、このうちの外側アーチがつぶれている状態です。
外側アーチがつぶれると、体重が“外へ外へ”と逃げやすくなり、足全体のバランスが崩れてしまいます。
その結果、足の外側だけではなく、
ふくらはぎの外側
太ももの外側
お尻の外側（特に中殿筋）
ここに必要以上の力が入り続けるようになります。
外側アーチがつぶれると、体の外側だけに負担が偏るため、まず最初に現れるのがお尻の外側の張り です。
立つ・歩くといった日常動作だけでも、お尻の外側（中殿筋）がガチッと固まりやすくなります。
ここが固くなると股関節の動きは悪くなり、ズキッと痛みが出たり、違和感が続くようになります。
中殿筋が張りすぎると、今度は 腰を引っ張り込むように負担が連動 します。
腰は股関節とつながりながら動いているので、外側ラインが固まると、腰の筋肉が常に引っ張られる状態になり、慢性的な腰痛につながりやすくなります。
小指が浮く人には、歩き方にも特徴があります。
外側アーチがない足は、歩くときの“力の流れ”がスムーズにいきません。
本来、歩行中の圧は
小指 → 親指の付け根 → 各指の腹へスッと抜ける
これが理想のラインです。
しかし外側で踏ん張るクセがついている人は、
最後の最後で 親指の付け根に力が入りすぎるようになります。
すると、
足首がねじれる
そのねじれが膝に波及する
膝の外側が痛くなる
O脚が進行する人もいる
このような悪循環に入ってしまいます。
「なんで膝が痛いんやろ？」
「歩くと太ももの外側ばっかり疲れる」
こんな方の足をチェックすると、小指が浮いていることは本当に多いです。
浮き小趾は、足だけの問題ではありません。
外側アーチがつぶれると、外側ライン全体に負担がかかり続けます。
結果として、
足が疲れやすい
ふくらはぎが張る
太ももの外側がパンパンになる
お尻が固い
股関節痛が出る
腰痛になる
膝がねじれて痛む
こんな症状が次々とリンクして出てきます。
つまり、小指が浮いているというのは 全身の不調のスタート地点 になりうるのです。
改善のカギは
①外側アーチを回復させること
②“踏ん張り歩行”をやめること
この2つです。
外側アーチが働き出すと、小指側に自然に体重が乗り、外側ラインの過剰な緊張はゆるんできます。
また、親指で踏ん張るクセがなくなると、膝のねじれも減り、腰や股関節の負担も軽くなります。
まとめ
小指が浮いていないかどうかは、足の健康だけでなく、
腰痛・股関節痛・膝痛 の予防や改善にも大きく関わってきます。
まずはご自身の目で、小指が浮いていないか、ぜひチェックしてみてください。
もし浮いている場合は、外側アーチを整えることで、体は大きく変わっていきます。
ActiveLife整体院では元重症腰痛患者の院長が自らを救ったケア方法と、そこから先の根本解決として足裏、足指の施術とセルフケアをお伝えしています。
『足』は身体の土台であり、『足や足指の接地』に問題があると重心の影響から今ある身体の問題を繰り返してしまうと言った観点から本来の【足の機能と形状を取り戻し】ぶり返さない身体作りを目指しています。
ぜひ長く抱えている悩みがあるあなた。一緒に楽しく解決しましょう！
Activelife整体院
柔道整復師 時岡 哲也
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